結論から書きます。賃貸に住んでいて、壁に穴を開けられない・配線工事ができない人がSwitchBotを始めるなら、最初に買うのは次の3つです。
- SwitchBot ハブミニ(Matter対応)(赤外線リモコンをまとめる中継役)
- SwitchBot ボット(物理スイッチを押す小さなロボット)
- SwitchBot プラグミニ(JP)(コンセントの電源をON/OFFする)
定価の合計は13,000円弱、Amazonのセール時の実勢価格なら1万円前後に収まります。この3つは「両面テープ・電池・コンセント差し込み」だけで設置でき、退去時にはがして元に戻せるのがポイントです。
この記事では、なぜこの3つなのか、賃貸で気をつける「原状回復」の考え方、1万円前後の構成表をまとめます。
賃貸で「工事なし・原状回復できる」かを判断する3つの基準
私が賃貸向けにスマートホーム製品を選ぶとき、次の3点だけを確認するようにしています。
- 固定方法が両面テープか、置くだけか:ネジ止めや壁への穴あけが必要な製品は候補から外します。SwitchBotの多くの製品は3M製の両面テープで貼り付ける方式で、交換用テープも公式から別売されています。
- 電源が電池またはコンセントか:配線工事が必要な製品(壁スイッチの中身を交換するタイプなど)は、賃貸では原則として管理会社の許可が要るとされています。電池式か、既存のコンセントに差すだけの製品なら、この心配がありません。
- はがしたあとに跡が残りにくいか:両面テープは壁紙に直接貼ると、はがすときに壁紙をいためることがあるとされています。スイッチプレートやコンセント周りの硬い樹脂面に貼る、心配ならマスキングテープを下に貼ってからその上に固定する、といった工夫で対策できます。
この3つを満たす製品だけを選べば、退去時に困る可能性はかなり下げられます。
最初の3製品でできること
ハブミニ(Matter対応):エアコン・テレビ・照明のリモコンをスマホに集約
SwitchBot ハブミニ(Matter対応)は、赤外線リモコンの信号を覚えて、スマホやスマートスピーカーから家電を操作できるようにする「スマートリモコン」です。公式価格は5,980円前後、実勢価格は5,000円前後で推移しています。
賃貸の部屋にあるエアコン・テレビ・シーリングライトは、ほとんどが赤外線リモコン式です。ハブミニを棚の上に置いてUSB電源につなぐだけで、外出先からエアコンを入れる、帰宅前に照明をつける、といったことができるようになります。固定は不要で、置くだけです。
上位機種として温湿度・照度センサー内蔵のSwitchBot ハブ2(9,980円前後)や、ダイヤル操作ができるSwitchBot ハブ3(2026年8月の価格改定後は16,980円前後)もありますが、最初の1台としてはハブミニで十分とされています。
ボット:壁スイッチや給湯器のボタンを「押す」
SwitchBot ボットは、小さなアームが物理的にスイッチを押してくれる製品です。公式価格は4,980円前後、セール時は4,000円弱で見かけることが多いです。
賃貸で工事ができない人にとって、一番ありがたい製品だと思います。壁の照明スイッチを交換せずに、横に両面テープで貼るだけでスマホから照明をON/OFFできるようになります。給湯器の「ふろ自動」ボタンやコーヒーメーカーの電源ボタンにも使えます。
電源はCR2リチウム電池で、配線は一切不要です。2026年2月にはUSB Type-Cで充電できるSwitchBot ボットCharge(5,480円前後)も発売されましたが、価格を抑えるなら従来の電池式で問題ありません。
プラグミニ(JP):コンセントに差す家電を遠隔でON/OFF
SwitchBot プラグミニ(JP)は、コンセントと家電の間に差し込むスマートプラグです。公式価格は1,980円前後で、3製品の中では一番安く、Wi-Fiに直接つながるのでハブがなくても単体で動きます。
間接照明・扇風機・加湿器など、電源を入れるだけで動く家電をスケジュールや音声で操作できます。消費電力のモニター機能も付いています。差し込むだけなので、原状回復の心配はありません。
合計1万円前後の構成表
3製品の価格をまとめると次のようになります。価格はすべて税込で、2026年9月時点の公式価格とAmazonのセール実勢をもとにした目安です。時期によって変わるので、購入前に確認してください。
| 製品 | 役割 | 設置方法 | 公式価格の目安 | セール実勢の目安 |
|---|---|---|---|---|
| SwitchBot ハブミニ(Matter対応) | 赤外線家電の操作 | 置くだけ(USB給電) | 5,980円前後 | 5,000円前後 |
| SwitchBot ボット | 壁スイッチ・ボタンを押す | 両面テープ(電池式) | 4,980円前後 | 4,000円前後 |
| SwitchBot プラグミニ(JP) | コンセント家電のON/OFF | 差し込むだけ | 1,980円前後 | 1,800円前後 |
| 合計 | 約12,900円 | 約10,800円 |
定価だと1.3万円弱ですが、Amazonのタイムセールや公式キャンペーンで15〜20%引きになることが多く、そのタイミングなら1万円前後で3つそろいます。
もし「どうしても1万円以内」にこだわるなら、ボットを後回しにしてSwitchBot 温湿度計(2,000円前後、単4電池式で置くだけ)に置き換える構成もあります。この場合は定価でも1万円以内に収まり、「室温に応じたエアコン操作」から始められます。
3製品の次に足すもの
最初の3つで「家電がスマホから動く」体験ができたら、次は目的に合わせて足していくのがおすすめです。
- 温湿度で自動化したい:ハブミニをセンサー内蔵のSwitchBot ハブ2に置き換えるか、温湿度計を追加する。「室温28度を超えたらエアコンON」のような条件付き操作ができます。
- 朝のカーテンを自動で開けたい:SwitchBot カーテン3(8,980円前後)はカーテンレールに引っかけるだけで、レールに穴を開ける必要がないとされています。
- ボットを増やす:玄関や脱衣所など、押したい場所ごとに1台ずつ足していけます。
一度に全部そろえるより、「1つ動かして便利さを実感してから次を買う」ほうが失敗が減ります。
まとめ
- 賃貸でSwitchBotを始めるなら、**ハブミニ(Matter対応)・ボット・プラグミニ(JP)**の3製品から
- 3つとも「置くだけ・両面テープ・差し込むだけ」で設置でき、電池またはUSB・コンセント給電なので配線工事は不要
- 公式価格の合計は約12,900円、セール実勢なら1万円前後。1万円以内にこだわるならボットを温湿度計に置き換える
- 両面テープは壁紙ではなくスイッチプレートなどの硬い面に貼ると、退去時の原状回復がしやすい
- 次はハブ2への置き換え、カーテン3、ボットの追加。使ってみてから足すのがコツ