月額なしで使える見守りカメラ比較:SwitchBot と Tapo をSDカード録画で比べる

Photo: Jakub Zerdzicki / Pexels
見守りカメラは本体が数千円で買える一方、録画をクラウドに残すサービスは月額制です。1台あたり月数百円でも、年単位で見るとカメラ本体より高くつくことがあります。
そこでこの記事では、月額契約なし、microSDカードへの録画だけで使う前提で、SwitchBot と TP-Link の Tapo の屋内カメラを比べます。賃貸の自室や、実家の居間に置く使い方を想定しています。
先に結論です。
- 部屋の様子を見る・人の動きを通知で受け取る・録画を見返す、という基本は、どちらも月額なしで使えます
- すでに SwitchBot の温湿度計や開閉センサーを使っている(使う予定がある)なら SwitchBot。見守りを1つのアプリにまとめられます
- カメラ単体で選ぶなら、microSDカードが 512GB まで使える Tapo のほうが長い期間の録画を残しやすいです
- どちらを選んでも、高耐久の microSDカードを使い、ときどき録画が残っているか確かめることが大切です
月額なしでできること・できないこと
SDカード録画だけで使う場合に、できることとできないことを分けておきます。
月額なしでできること
- スマホからライブ映像を見る、首振りで向きを変える
- 人や動きを検知したときに、スマホで通知を受け取る
- SDカードに録画し、外出先からアプリで見返す
- 双方向通話で声をかける
月額なしではできないこと
- カメラごと持ち去られた、SDカードが壊れたときに映像を残すこと。録画はカメラの中にしかないので、本体やカードと一緒に失われます
- SDカードの容量を超える期間の映像を残すこと
Tapo は公式FAQで、ループ録画がオンの状態で容量がいっぱいになると、古い映像から上書きして録画を続けると説明しています。SwitchBot も、カード容量ごとに「最長何日間の連続録画」という目安を出しています。どちらも、何日前までさかのぼれるかはカードの容量で決まると考えてください。
屋内の見守りなら、カメラが盗まれる心配は玄関先や屋外より小さいので、SDカードだけで足りる場面が多いと私は考えています。
SwitchBot と Tapo の比較
2026年9月時点で、各社の公式情報やFAQで確認できた内容です。価格は時期によって大きく動くので、購入時に確認してください。
| 項目 | SwitchBot スマート見守りカメラ Plus 5MP | Tapo C210 / C220 |
|---|---|---|
| 画素数 | 500万画素 | C210 は300万画素、C220 は400万画素 |
| microSD | 最大 256GB | 最大 512GB(8〜512GB) |
| 連続録画の目安 | 256GB で最長42日間(公式) | 容量と画質の設定による |
| 首振り | 左右360°・上下115° | 対応 |
| 人の検知と通知 | 人・ペットの検知に対応 | 人物検知に対応(機種によりペット・泣き声も) |
| Wi-Fi | 2.4GHz のみ | 2.4GHz のみ |
| 音声アシスタント | Alexa 認定 | Alexa / Google アシスタント |
| クラウド録画(任意) | 1台ごとの月額プラン | Tapo Care(月額プラン) |
SwitchBot の Plus 5MPは、同じ Plus シリーズの 3MP も microSD は 256GB までです。Tapo は C210と C220を挙げましたが、どちらもクラウドなしで使える前提は同じです。
SwitchBot が向く人
- すでに SwitchBot のハブやセンサーを使っている人。カメラも同じアプリに並ぶので、実家の見守りなら「室温」「ドアの開け閉め」「居間の様子」を1つのアプリで確かめられます
- 複数台を置く人。アプリで最大4台の映像を1画面に並べて表示できるとされています
- 使わないときにレンズを物理的に隠したい人。Plus 5MP はプライバシーモードにするとレンズが内側に向き、映像が映らない状態になるとされています。カメラを嫌がる家族がいる家では、「今は見ていない」ことが目で分かるのは大きいと思います
センサーと組み合わせた実家の見守り構成は、実家の見守りをSwitchBotで安く作るでまとめています。
Tapo が向く人
- カメラ単体で、できるだけ長い期間の録画を残したい人。512GB のカードまで使えるので、SwitchBot の倍の容量を入れられます
- Google Home でも使いたい人
- すでに Tapo のスマートプラグを使っている人。同じ Tapo アプリで管理できます
Tapo の屋内カメラは型番が多く、画素数や首振りの有無で分かれています。見守りに使うなら、首振りのある C210 か C220 から選ぶと迷いにくいです。Tapo と SwitchBot のスマートプラグの違いはスマートプラグ比較で書いています。
SDカードの選び方と設定
月額なしで使う場合、録画が残るかどうかはSDカードにかかっています。
- 高耐久(監視カメラ・ドライブレコーダー向け)のカードを選ぶ:常時録画では書き込みがずっと続きます。TP-Link のFAQでも、連続録画を長期間続けるとカードが短期間で寿命に達し故障する可能性があるとして、高耐久のカードを勧めています
- 容量はカメラの上限以内にする:SwitchBot の Plus シリーズは 256GB、Tapo は 512GB までです
- Tapo は Class 10・V10・UHS-I 以上とされています
- 挿したら、まずカメラのアプリから初期化(フォーマット)する
- 常時録画かイベント録画かを決める:常時録画は見落としがない代わりに、さかのぼれる日数が短くなります。見守りなら、常時録画にして「ここ1〜2週間に何があったか」を後から確かめられる状態にしておくのが安心だと私は考えています
そして、月に1回はアプリで録画を再生してみてください。カードが壊れていても、ライブ映像や通知はふだんどおり届くことがあり、録画だけが止まっていても気づきにくいからです。
見守りで使うときの注意
- Wi-Fi は 2.4GHz が必要:どちらも 5GHz には接続できません。実家のルーターが 2.4GHz と 5GHz を同じ名前で出していると、初期設定でつまずくことがあります
- カメラは本人の同意を取ってから置く:置くのは居間などの共用の場所にし、寝室や脱衣所には置きません
- アカウントを守る:外からライブ映像を見られる機器なので、使い回しでないパスワードにし、二段階認証が使える場合は有効にします
カメラそのものを置きたくない場合は、センサーだけで作る見守りもあります。「半日動きがなければ通知」を人感センサーで作るレシピも参考にしてください。
まとめ
- 見る・通知を受け取る・録画を見返す、という見守りの基本は、SwitchBot も Tapo も月額なしで使えます
- 月額なしで失うのは、「カメラやカードごと失われたときの映像」と「カードの容量を超える期間の映像」です
- SwitchBot のセンサーと組み合わせるなら SwitchBot、カメラ単体で長く録画を残したいなら 512GB まで使える Tapo が向きます
- 高耐久のSDカードを使い、月に1回は録画が残っているかを確かめてください


