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スマート電球

賃貸の照明スマート化はどっちが安い:スマート電球とスマートシーリングライトの比較

公開 2026-09-30読了 6 分

Photo: Victor Freitas / Pexels

この記事でわかること
賃貸の照明をスマート化するなら、スマート電球とスマートシーリングライトのどちらが安いか。6畳の明るさ基準をもとにSwitchBotとTapoの価格で総額を比べ、電球が向く場所と付け替え前の確認点を整理しました。

賃貸の部屋の照明をスマホや声で操作したいとき、候補は大きく2つです。電球を差し替える「スマート電球」と、天井の照明ごと交換する「スマートシーリングライト」です。1個2,000円前後の電球のほうが安く見えますが、部屋のメイン照明として比べると話が変わります。

先に結論です。

  • **6畳の部屋のメイン照明なら、スマートシーリングライトのほうが安く済みます。**スマート電球1個では明るさが足りず、数をそろえると総額が逆転します
  • 今のシーリングライトに赤外線リモコンが付いているなら、照明は買い替えずにハブを足すのが最安です
  • スマート電球が向くのは、玄関・廊下・スタンドライトなど、もともと電球ソケットがある場所です

6畳の明るさで比べると総額が逆転する

照明の明るさは「ルーメン(lm)」で表します。日本照明工業会の適用畳数の表示基準では、6畳用のシーリングライトは 2,700〜3,700lm とされています。

一方、スマート電球は1個あたり800〜1,100lm程度です。SwitchBot スマート電球 E26は800lm(60W形相当)、Tapo L535Eは1,100lm(75W相当)とされています。1個を天井に付けただけでは、6畳の基準の3分の1ほどの明るさしかありません。

2026年9月時点の価格で並べると、次のようになります。

構成明るさ総額の目安
SwitchBot シーリングライト 6畳6畳用6,980円
SwitchBot シーリングライトプロ 6畳6畳用+赤外線リモコン機能12,980円
手持ちのリモコン付き照明+ハブミニ Matter対応今の照明のまま5,980円
スマート電球1個+引掛シーリング用ソケット800〜1,100lm約2,500〜3,500円
スマート電球3〜4個3,200〜3,300lm電球だけで約7,300〜7,900円+多灯の器具代

シーリングライトは SwitchBot の公式価格(2026年8月の価格改定後)、スマート電球は SwitchBot が約1,980円、Tapo L535E が発売時の市場想定価格2,420円で計算しています。天井に電球を1個だけ付けるなら、引掛シーリング用E26ソケット(600〜1,200円前後)を使います。

電球3〜4個を付けられる多灯の器具も別に要るので、メイン照明をスマート電球でまかなうと、シーリングライト1台より高くつきます。私は、メイン照明はシーリングライト、電球は部分的な照明に使う、という分け方がいちばん無駄が少ないと考えています。

今の照明に赤外線リモコンが付いているなら、もっと安い方法もあります。SwitchBot ハブミニ Matter対応(5,980円)にリモコンを覚えさせれば、照明はそのままでアプリや声から操作できます。ハブはエアコンの操作にも使えます。ただし赤外線は送りっぱなしなので、実際に点いたかどうかはアプリでは分かりません。ハブの選び方はSwitchBot ハブはどれを買うで整理しています。

シーリングライトを選ぶなら:通常版かプロか

SwitchBot には、SwitchBot シーリングライト(6畳 6,980円/8畳 7,980円)と、SwitchBot シーリングライトプロ(6畳 12,980円/8畳 13,980円)があります。どちらもアプリと付属リモコンで調光・調色でき、ほかの SwitchBot 製品を遠隔操作するためのハブ機能を備えているとされています。

違いは、プロにだけ赤外線リモコンの学習機能があることです。エアコンやテレビのリモコンを覚えさせて、スマホから操作できます。

ここで比べておきたいのが「通常版+ハブミニ」です。

  • シーリングライトプロ 6畳:12,980円
  • シーリングライト 6畳(6,980円)+ハブミニ Matter対応(5,980円):12,960円

金額はほぼ同じです。赤外線は壁を越えないため、プロで動かせるのは基本的に照明と同じ部屋の家電です。ワンルームで家電が1部屋にまとまっているならプロ、寝室のエアコンなど別の部屋の家電も動かしたいなら、通常版に加えてその部屋にハブを置く構成のほうが融通が利きます。

賃貸で付け替える前に確認すること

シーリングライトの交換は、天井に「引掛シーリング」と呼ばれる差し込み口があれば、工具なしでできるとされています。今の照明のカバーを外すと、角型や丸型の差し込み口が見えます。

  • 天井の差し込み口があるか:引掛シーリングがなく、照明が天井に直接配線されている場合、交換は電気工事士の資格が必要な工事になるとされています。自分で外さず、管理会社に相談します
  • 今の照明が部屋の設備かどうか:入居時から付いていた照明は、部屋の設備として扱われていることがあります。外した照明は捨てずに保管し、退去時に戻せるようにしておきます。扱いが分からなければ管理会社に確認します
  • Wi-Fi が 2.4GHz を出しているか:SwitchBot スマート電球は 5GHz 帯に対応していないとされています。スマート家電は 2.4GHz にしか対応しないものが多いので、ルーターの設定を先に見ておきます

退去するときは、買ったシーリングライトを外して持っていき、元の照明を付け直せば元どおりです。

スマート電球が向く場所と注意点

メイン照明では分が悪いスマート電球ですが、もともと電球ソケットがある場所では、いちばん安く始められます。1個1,700〜2,400円程度で、Wi-Fi に直接つながるものならハブもいりません。

  • 玄関・廊下:帰宅時に点ける、夜中だけ暗めに点ける、といった使い方に向きます
  • スタンドライト・フロアライト:寝室の間接照明を起床時刻に合わせて明るくする、留守中に点けて在宅に見せる(留守中の照明レシピ)といった使い方ができます

ただし、付けられない器具があります。Tapo L535E の場合、密閉形器具・断熱材施工器具・調光器付きの器具には使えないとされています。電球がカバーで覆われる照明は密閉形のことがあるので、器具の表示を確かめてから買ってください。SwitchBot のスマート電球も、取扱説明書で対応器具を確認するのが確実です。

もう1つ、電球でもシーリングライトでも、壁のスイッチで電源を切るとアプリや音声では操作できなくなります。同居する家族が壁スイッチを切る習慣があるなら、スイッチは入れたままにする約束を先に決めておきます。

まとめ

  • 6畳のメイン照明は、スマート電球1個では明るさが足りません。3〜4個そろえると、シーリングライト1台(6,980円)より高くなります
  • 今の照明に赤外線リモコンがあるなら、ハブミニ Matter対応(5,980円)を足すのが最安です
  • エアコンも動かしたいなら、シーリングライトプロと「通常版+ハブミニ」はほぼ同額。家電がある部屋の数で選びます
  • 付け替える前に、天井の引掛シーリングと、元の照明が部屋の設備かどうかを確認します
  • スマート電球は、玄関やスタンドライトなど電球ソケットがある場所で使うと安く始められます。密閉形・調光器付きの器具には使えないものがあるので注意してください
編集人(本業: IT) 賃貸で暮らしながら、工事なしでできる範囲を試しています。使わなくなったものも書きます。